人口減少時代の保険業 (慶應義塾保険学会叢書)

人口減少－生産が落ちこみ、高齢化が進み、国の活力がなくなる。どの本を読んでもたいていは「このままではまずい」と問題を挙げる不安を指摘する。しかし、この本の田畑教授、岡村教授は、人口減少もちゃんと消費者、国民に向き合えばチャンスだととらえる。それも、ただ主観的に話すわけではなく、「マーケティング」や「戦略論」という理論に基づいて主張する。そこは学者の先生らしく、主観をいれない。本を読んだ後に、保険業だけでなく、さまざまなビジネスにも応用できるのではないかと感じた一冊。