普遍史の変貌―ペルシア語文化圏における形成と展開―
によって 大塚 修
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ペーパーバック : 456ページ ページ
作者 : 大塚 修
出版社 : 名古屋大学出版会 (2017/12/18)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4815808910
フォーマット : 単行本
発行日 : 2017/12/18
平均的な顧客フィードバック : 4.2 5つ星のうち(2人の読者)
ファイル名 : 普遍史の変貌-ペルシア語文化圏における形成と展開.pdf (サーバー速度24.82 Mbps)
ファイルサイズ : 28.7 MB
作者 : 大塚 修
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コレクション : 本
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大塚 修の本普遍史の変貌―ペルシア語文化圏における形成と展開―をダウンロード[EPUB]-電子ブックをダウンロード以下は 普遍史の変貌―ペルシア語文化圏における形成と展開― の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
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本書は、著者の2013年の博士論文である『ペルシア語文化圏における普遍史書の研究ー9-15世紀の歴史叙述における人類史認識』に加筆修正したものとのことです。内容的には博論の方のタイトルがわかり易いのではないかと思います。端的にいえば、キリスト教世界の世界史認識の変遷を扱った岡崎勝世著『聖書VS.世界史 (講談社現代新書)の第一章普遍史の成立・第二章中世における普遍史の展開』のイスラム史ペルシア語圏版に相当する内容を扱っています。前傾岡崎氏の著書は概説書的な新書ですが、本書は各地の図書館に残る膨大な手稿本を直接参照した詳細な研究書です。読後、日本語版よりも先に西欧語やペルシア語版を出版すべきだったのではないか、と思わせられた程充実した内容です。ウマイヤ朝からティムール朝まで、53の歴史書が節をたてて分析されており、セルジューク朝時代の史書(1~4章で扱う)までは、ほとんどすべての節で「史料の性格」「古代ペルシア史の位置づけ」「古代ペルシア四王朝の区分」という項目が立てられ、旧約聖書と古代ペルシア伝承の人類始創世記の段階的融合と、古代ペルシア四王朝史観の段階的成立過程が分析されます(3章までで取り上げられる歴史書はほとんどがアラビア語。逆に4章以降で取り上げられる史書は基本的にペルシア語書籍)。この過程で後世の史書の主要出典としてタバリー系、ハムザ系、王書系と大きくわけられる印象を受けます。4章後半からその後の章では、「史料の性格」「古代ペルシア史の位置づけ」はそのままで、「古代ペルシア四王朝の区分」に「イランの諸王」(アッバース朝解体期以降のイラン諸王朝(サーマン、ガズニ、セルジューク朝等))の記載状況の分析が入り、(3章以前でも扱われていた)「イラン」という概念の段階的な拡大・定着が主要テーマとして扱われ、更にテュルクのオグズ伝承とモンゴル史の融合が段階的に進んでいく様子が分析されます。5-6章がオグズ伝承と古代ペルシア史と旧約普遍史の融合、同時に「イラン史」化の進展、7章以降でチャガタイ・ティムール史がトゥラン史として、イル汗国と後継イラン諸王朝史と分離してゆく過程が分析されていきます。本書は他にも、アマゾンの目次掲載にあるように、主要検討対象の史書のすべてが目次に記載され、全体像がわかり易い構成となっており、更に各部の冒頭で概要、末尾に結論、各章冒頭で概要、章末で章結がまとめられ、全体内容を簡潔に把握できるような構成となっています。巻末添付の歴代イラン王在位一覧は43冊の史書掲載の年号の比較一覧表で、大変な労作です。この表では記載しきれないアシュカーン朝(パルティア)王の各史書記載の在位比較一覧表は、本文内各所で5つの比較表が掲載されていて非常に有用です。このように、本書の対象とする主題に馴染みのない読者にも全体像が把握しやすいように工夫されおり、内容がエキサイティングであるだけではなく、書籍の構成にも念が入っています(各史書の総ページ数比較一覧や、各章の頁数比較一覧表などがあると更に良かったかも知れませんが、本文中で頁数が記載されている史書も多いため、読者が比較一覧を自作できます)。東アジアや近代歴史学では、地域史・断代史の影響が強く、世界認識の世界史は、思想・哲学分野の範疇に多く見られましたが、近年グローバルヒストリー興隆の中で、世界認識の変遷という視点での「「世界史」の世界史」も、グローバルヒストリーの一分野として確立されつつあるように思えます。他の地域・時代についても、本書や岡崎氏の著作のような分野の著作が多数登場していって欲しいものです。
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